それでもいいって、いったじゃん。
明るい部屋は、当たり前のように。
月明かりの下よりもずっと鮮明に2人を照らしだす。


「なんだよ、早くしろよ。」

挑発するように乾いた笑いを見せて、私に冷めた視線を向ける。


口説くなら間違いなく彼に、
綺麗な目をしてると言ってしまいそうだ。綺麗な、というか。


色々見てきた目をしているんだろうなと思ってしまって、胸がまたチクリといたんだ。


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