それでもいいって、いったじゃん。
少しずつ流し込むお茶は、とっくに緩くなっている。

彼は私のペースに合わせて、そっと飲みこんだ。

全て向こうに渡しきったあとで、
顔を離す。


彼は目があうと、
「へえ。」とだけ言って立ち上がり、私にキスをした。

私は160センチ。
彼は、175センチくらいだろうか。


あっという間だった。

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