___BlueSky -罪と愛と友情と-___
陸side
「先輩」
学校について、下駄箱で靴を履き変えてるとき
後ろから声が聞こえた
...男の。
海「みつ君」
光希「先輩おはよ」
海「おはよ」
海と話すのは、今年入学した一年の尊田光希。
光希が何故か海を気に入ってるらしく
本人が『みつ』って呼んでください!って。
だから海は『みつ君』って呼んでる。
光希「今日の放課後、部活みに来てくださいよ」
海「あー、、今日部活あんだよね」
光希の誘いに、申し訳なさそうに断る海。
光希は...絶対海のこと好きだ。
太陽「モテるねー、海ちゃん」
海「は?何言ってんの笑」
教室までの道のりを、四人で歩きながら
話のお題は海の話。
海は男子に話しかけられやすい。
雰囲気が柔らかいしから。
清楚過ぎる訳でもなくて、チャラ過ぎる訳でもない。
程よい雰囲気で、話すと優しく話してくれる。
だから、、
正直モテる。
陸「モテるよ?海は」
太陽「こいつと違って」
空「はぁ?」
俺の言葉に続いて話した太陽は、空をまたいじる。
空は、肩を組んで来た太陽を機嫌悪そうに見上げて
空「私には大翔がいるからいいし」
なんて爆弾発言。
いや、大翔は弟な?
でもそれに太陽も、
太陽「馬鹿じゃね」
なんて反撃。
いや、そこ反撃するとこじゃねぇし。
太陽「大翔は弟だろ」
空「んなこと知ってるわ」
太陽「ばーか」
空「絞めていいっすか、」
また始まった言い合いに
俺らは笑うしかない。
だって無表情で話す太陽の下で
空は少々キレ気味。
朝から機嫌悪くさせちゃって、、
空「別に海がモテたって知らねーよバーカアーホチービ」
ほら、空ちゃんおこだよおこ。
おこと言うか拗ねてるだけ?だけど笑
太陽「しょーがねぇなー。俺が付き合ってやるよ」
空「やだ」
太陽「それはちょっと傷つくよ?」
空「嘘つけ」
ほらまた始まった。
太陽もほんと空に絡むよな。
海「陸もういこ」
陸「だな」
俺のとなりで呟いた海。
そーだよな、
もうほっとこ。