___BlueSky -罪と愛と友情と-___




海side









光希「せんぱーい!」







昼休み、光くんから
『中庭の大木の所にいるんできてください!』って来てたから

何となく断る理由もなく来てしまった。


でも、光くんの友達もいて
ちょっと居心地が悪いな...なんて。

正直、人と話すのが苦手。


でも仲良い人となら全然ずっと話してられるし
話すの好きなんだけど...







光希「先輩お昼食べました?」



海「うん」







光くんと話すのは別に良いんだけど、、

友達がちょっと...



そう思った時、








「うーみちゃん」







後ろから、手が伸びてきて後ろに肩を押された。

びっくりして振り替えれば
そこには







太陽「財布忘れた。飯買って」






太陽がいて、私が返事をする前に手を引かれて
校舎へ戻っていく。



訳が分からないまま、頭で考えてみる。


財布忘れたって...
空に頼めばいいのに。同じクラスなんだから。

なんて、ちょっと助かったなんて思ったり






太陽「いやー、海ちゃんモテんね」







無言のまま手を引かれて、玄関まで戻ってきたとき
太陽は手を離してそんなこと言う。


...モテるって、








海「それよりご飯は?」







財布忘れたって、今日は弁当じゃないんだ?






太陽「あー、やっぱいいや。陸に頼む」



海「別に貸すけど?」



太陽「いやいい。じゃな」






仕方ない。

そう思って教室に財布を取りに行こうとしたのに、太陽は『やっぱいい』なんて

いつもの気だるそうな感じで先に歩いて行ってしまう。



ちょっと...

何なの??





< 18 / 56 >

この作品をシェア

pagetop