___BlueSky -罪と愛と友情と-___
陸side
「お、うまそう」
夜になって双子の家に行けば、リビングに入るなり大量の唐揚げが。
何でだよ...
なんて思わない。だって実は、昼間に太陽に会ったとき___
___『あ、太陽』
___『おー』
___『今日双子ん家集合だぞ』
___『分かってるって。海が唐揚げ祭りだってよ』
って、あまり顔を変えてはいないが
嬉しそうだったのは覚えてる。
太陽って、昔から無表情気味って言うか、顔がキツい感じにしては顔に出やすいって言うか。
落ち込んだときなんかはスッゲー分かりやすい。
海「ちょー疲れたこの量」
キッチンで支度をしていた海が
"持ってって"
そう続けて唐揚げの皿を俺に渡した。
まぁ、量スゲェもんな。
おつかれ。
唐揚げの皿とその他の料理を持って空の部屋へと向かう。
何故か...空の部屋。
何で?
それは、空が何もしないからって海が『それくらい許せや!』って、事らしい。
___ガチャっ
そんな大量の唐揚げ達を手に、空の部屋の扉を開ける。
空はソファに横になっていて
俺に気付いたのに知らんぷりでスマホをいじって止めない。
...こいつは、、
半端飽きれ気味に小さい机に料理を並べる。
その間唐揚げをガン見する空は多分、お腹空いてゆだろうなって思う。
海「空動けや!」
そこに海も部屋に入ってきて、ソファの上で欠伸をしていた空に物申す。
...うん、海の言う通り。
空「唐揚げ、、」
それなのに懲りずに、
お腹が空いたのか寝ながらソファの上から唐揚げにてを伸ばす空。
そこにすかさず海の『止めなさい』が飛ぶ。
俺は座ってそれを見てるだけ。
仲いいんだよなー、本当にこの双子は。
___ガチャっ
そこでまた開いた扉。
主役の登場かな?