___BlueSky -罪と愛と友情と-___




海side






太陽「はぁ?ねーの?マジで?」






太陽が来て始まった誕生日会。

私は美味しそうに料理を食べてもらえて満足だし、陸も楽しそうでなによりだった。

そんな中、陸が太陽にプレゼントを渡したのがきっかけだった。


陸は太陽が好きそうなピアスをプレゼントして、私は『料理上げたでしょ?』って太陽に。

そして太陽の目が最後に捕らえたのは、、空







空「だって何欲しいか分かんなかったんだもん」







ちょっとビックリ顔の太陽に、真剣な顔でそれに答る空。

まぁ...
太陽って割りと持ってるしね、カッコいいものとか。

だから空が困るのも分かる。
でも誕生日なんだから何か欲しいのも分かる。










太陽「なー、ちょっと来て」







ちょっと揉め事は有ったけど、なんとか終わった誕生日会。

そんな帰り際、太陽が空を呼び出した。


それに私も陸も、空だって、みんな疑問顔。


そんな空を太陽は手を引いて歩き出す。








陸「あいつどこ行くんだよ?」



海「さぁ?」







家の前から、坂を降りてく二人を陸と一緒に見てるだけ。

どうして空?とか、別に思わないけど
ただ疑問が残る。

なに話すのかなって。




そんな二人が坂を下る姿がいつまでも見える中、陸は『じゃあ俺帰るわ』って、帰っていく。








大翔「あれ、空ねぇは?」








陸を見送って玄関に入ると、大翔が調度風呂から上がったのか鉢合わせになった。

そんな大翔に『太陽に拉致られた』なんて、冗談でいったら






大翔「はぁ?!太にぃどこ!!」






なんて、騒ぎだして

その怒りを納めるために、空の部屋へと引っ張っていって






海「はい口開けるー」






残った唐揚げを口に突っ込んであげた。

そしたら大翔、『うま!』なんて残った唐揚げを頬張り出した。


うん、我が弟ながら可愛い。







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