___BlueSky -罪と愛と友情と-___




空side







海「このリングめっちゃ可愛くね」






無事に誕生会が終わり、二人が帰ってすぐに
海は指につけたリングをリングケースにいれた。

指輪に仲間が増えた、、

なんて、心の中で呟いたり。





___ブーッブーッ







そんな時、私のスマホがなった。

私のスマホが誰かからの連絡をキャッチするなんて珍しい、、

そう思いながら
ディスプレイに表示された名前と文に、心臓が速まった。






空「ちょっと出てくる」




海「どこ?」




空「そこら辺」







加速する心臓に体が反応して、力が抜けていく。

そんな私を海に気づかれないように、早々と部屋を出ていく。



なんで、

なんで今なんだろう...







___『あそこ、来て』








その文字が、私の足を早める。


何故だか、貰った指輪をぎゅっと握りしめた。

だって、
怒りと、嬉しさと、悲しさとで
ごちゃごちゃになりそうだから。







___『待ってる』









あそこ、何て宛がありすぎるけど

あいつの言うあそこは、
多分あそこしかないから


待ってる。なんて言葉に期待を抱いて


ただ足を動かした___









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