___BlueSky -罪と愛と友情と-___
知った過去
陸side
狼は、
俺が中三、狼が高一の時に居なくなった。
狼は一つ上の先輩だったけど、俺らとよく遊んでくれてた。
その一つの理由が、太陽とは『喧嘩するほど仲がいい』って感じだったからだと思う。
だから、
太陽「説明しろよ」
太陽が怒るのも分かる。
なのに狼は、前と変わらず説明しだすから
昔に、戻った気がした。
五人でいつも一緒で、バカやって笑って
喧嘩して泣いて
また、前みたいに戻れる。
そう思った。
太陽「いや、勝手すぎだろー、、」
狼の話を聞いてやっとイカリが収まったのか、太陽は机にだらけて呟いた。
狼は、
時々本島に行ってて、そこで知り合った人に『東京に来ないか』と誘われた。らしい...
所謂スカウトって言うやつ。
そしてバイト感覚で始めた " モデル " の仕事。
だから高校も東京の高校に転校。
そして卒業して帰ってきた。と
何とも、、
空「まじで」
狼「あぁ」
信じがたいが本当らしい。
狼は疑いの目を向ける空に
スマホを操作して写真を見せた。
そこに映る狼は、誰?って感じにキラキラ光って見えた。
海「うーわー」
太陽「うーわー」
陸「うーわー」
空「うわー」
太陽「そこ合わせろよ?」
狼をいじる。
でも狼はそんなの無視。
これも昔と変わらない。
狼がほんとは優しいのを知ってるから出来ること。
まぁ、怒ると一番怖ぇけどな。
海「てか空なんか貰ったの?」
そしてもう狼の話は終わり。
話は狼からの誕生日プレゼントの話題に。
空「スノードーーーム」
海「は?なにそれ見して」
空「家にある」
海「はぁー?」
どうやら、海と空の誕生日プレゼントは違うものだったらしい。
スノードームって、、
ピアスのが金かかってそう、、
空「ピアスより高いんだって」
海「まじで?」
空「うん。いぇーい」
あれ、そうなんだ。
てか空さん、棒読み止めろよ 笑
そんな空は、今度は鞄の中をゴソゴソ探しだした。
...ちょっと雑じゃない?
空「ん」
そして出したのは、俺があげたリング。
それを狼に渡して、狼は『は?』ってちょっと疑問顔。
狼は疑問を抱いたら眉間に少しシワがよる。
けして怒ってる訳じゃない。
陸「俺から」
空「みんなでオソロー」
海「何でさっきから棒読み」笑
空の言葉でそれぞれ指に着けたリングを見せた。
そしたら狼さん、フッて笑ってそれを指に通した。
なに、こいつ。
こいつの笑った顔は男も惚れるわ、まじで。
矢部「よかったなぁ~お前ら」
太陽「...矢部」
矢部「狼もちゃんと言ってやれば良かったのに」
太陽「は?お前知ってたの」
狼が笑ったあと、いきなり静かだった矢部ちゃんが
しみじみした感じで話し出した。
しかも矢部ちゃん、
矢部「いや、俺狼と親戚な」
太陽.空「「はぁ?」」
まさかのカミングアウト。
それに吃驚して声が重なる太陽と空。
まぁ、確かに似てるかも?
太陽「もっと早く言えよー」
矢部「言うなって脅されたんだよこいつに!」
狼「うるせぇな」
矢部「昔は可愛かったのに、、いつからこんなやさぐれたんだよ!」
矢部ちゃんと狼
このコンビは面白い。
ここに来て新たな発見