___BlueSky -罪と愛と友情と-___






「何言ってんの」







そう、太陽に放った言葉は
どこかイラつきも交じっていた。

驚きと、イラつき。

どうしてそんなこと聞くんだって言うイラつきと、太陽の口からそんなこと言われるとは思わなかったと言う驚き。






太陽「本当じゃねーかよ」






見つめあったまま、太陽の言葉は私の頭に響いて離れない。

『本当』って、太陽に何が分かるの。


私は、そんな自覚ないから分からないし
太陽だって、

そんな真剣に見つめられたら
私がその目に、狼見たいなその目に見つめられたら動けなくなるってことを知らない太陽に

何が分かるの...







太陽「...冗談だよばーか」







目をそらして俯いて、少しの沈黙の後
聞こえたその声にまた顔をあげた。

でも『冗談』と言うわりには、何時もみたいに無表情で

こう言う時の太陽は、狼より訳わかんないんだよ。


冗談なら笑えばいいのに、時々見せる真面目で何考えてるか分からない太陽

本当に嫌。







空「..はぁ?」






何か言え。

そんな思いで絞り出した声。

なのに太陽は『だから冗談じゃねぇかよー』って私の頭を無造作に撫でる。



ほんと、分かんない。






空「うざい」



太陽「どこがだよ?」



空「そこが」






ほら、また言い合いが始まればいつもと一緒。





最近になって

太陽が分からない...












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