ホ・ン・トに?
凛ちゃんに話したことによって、私の歯止めが壊れてしまった。
ずっと、ずっと怖かった。
君を失うことが……
でも、「さよなら」を言った今、悲しみだけが私を支配しているわけではない。
もう背伸びしなくていい。
我慢もいらない。
スキな人を失った悲しみは大きいけれど、私は私に戻れる喜びも感じていた。
最初からこうしていれば良かったのかもしれないね。
ぶつかり合うことを恐れずに、ありのままの私を曝け出していたら、2人はもっと愛し合えていたかもしれない。