唇『短編6ページ』
 

このまま高く高く揺られて昇っていけば、幻に手が届く?


幻、それとも嘘。


嘘。


嘘。


嘘。


ねえ、全て嘘だった?


そっと瞳を開ける。


ああやっぱり、


月は欠けていた。




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