俺様副社長の溺愛秘書
「朱里、結婚しような。」
「うん。」
「取り消しは受け付けないから。」
「うん。尚輝もだよ。」
耳元で囁かれる甘い声に目を閉じた。抱き締められる温もりに擦り寄る。
「今日、泊まるか?」
「う~ん、明日も仕事だし。」
「服はあるだろ。」
「そうだけど。」
「週末、泊まってない分、今日は泊まれ。」
強引な尚輝にクスリと笑った。
「そんなに泊まって欲しい?」
「プロポーズの日ぐらい、ずっと一緒にいたくないか?」
「意外とロマンチスト。」
「前からだ。」
「かも。」
尚輝の腕が緩められ体を離した。繋がれる手に力が籠められる。
「指輪、外すなよ?」
「会社だと目立つ。」
「虫除け。」
「必要ある?」
「ある。」
尚輝と車へと戻っていく。
懐かしい高校、私達の苦い思い出の場所、そして再スタートした場所。
そして―――――
一生に一度の思い出。
「尚輝、ありがとう。」
「ああ。」
薬指に光るダイヤの指輪を見つめた。
「うん。」
「取り消しは受け付けないから。」
「うん。尚輝もだよ。」
耳元で囁かれる甘い声に目を閉じた。抱き締められる温もりに擦り寄る。
「今日、泊まるか?」
「う~ん、明日も仕事だし。」
「服はあるだろ。」
「そうだけど。」
「週末、泊まってない分、今日は泊まれ。」
強引な尚輝にクスリと笑った。
「そんなに泊まって欲しい?」
「プロポーズの日ぐらい、ずっと一緒にいたくないか?」
「意外とロマンチスト。」
「前からだ。」
「かも。」
尚輝の腕が緩められ体を離した。繋がれる手に力が籠められる。
「指輪、外すなよ?」
「会社だと目立つ。」
「虫除け。」
「必要ある?」
「ある。」
尚輝と車へと戻っていく。
懐かしい高校、私達の苦い思い出の場所、そして再スタートした場所。
そして―――――
一生に一度の思い出。
「尚輝、ありがとう。」
「ああ。」
薬指に光るダイヤの指輪を見つめた。