俺様副社長の溺愛秘書
懇親会で副社長の婚約者と知れ渡った。
副社長も上機嫌で皆に紹介する。秘書としての紹介ではなくなり、すっかり婚約者として紹介された。
それは構わない。
「お幸せになってください。」
掛けられる言葉に嬉しくなる。
秘書の武田さんにもお祝いの言葉を言われた。私が微笑めば、『幸せそう』だとも言ってくれた。
そんな懇親会もお開きとなり、私達はホテルへとタクシーで向かう。
「兄貴、懇親会じゃなく、婚約パーティーだったな。」
「ああ。」
「朱里さんは本当に幸せ?」
陽輝の言葉にピクリとした。窓から前に座る陽輝へと向けた。
「笑顔が作ってる。それって何か意味あるの?」
「作ってる?」
「兄貴も気付いてるだろ。二人で作ってる。」
陽輝の言葉に副社長を見上げる。
『二人で作ってる?副社長も?』
交わる視線に目が逸らせない。
「朱里は幸せか?」
切なさを含む声色にじっと副社長を見つめていた。
副社長も上機嫌で皆に紹介する。秘書としての紹介ではなくなり、すっかり婚約者として紹介された。
それは構わない。
「お幸せになってください。」
掛けられる言葉に嬉しくなる。
秘書の武田さんにもお祝いの言葉を言われた。私が微笑めば、『幸せそう』だとも言ってくれた。
そんな懇親会もお開きとなり、私達はホテルへとタクシーで向かう。
「兄貴、懇親会じゃなく、婚約パーティーだったな。」
「ああ。」
「朱里さんは本当に幸せ?」
陽輝の言葉にピクリとした。窓から前に座る陽輝へと向けた。
「笑顔が作ってる。それって何か意味あるの?」
「作ってる?」
「兄貴も気付いてるだろ。二人で作ってる。」
陽輝の言葉に副社長を見上げる。
『二人で作ってる?副社長も?』
交わる視線に目が逸らせない。
「朱里は幸せか?」
切なさを含む声色にじっと副社長を見つめていた。