俺様副社長の溺愛秘書
皆でテーブルを囲んだ。



「来週から仕事か。」


「企画は完璧か?」


「…………。」


「ふ~ん、頑張れよ、陽輝。」



尚輝の問いに無言の陽輝。それを賢人が愉しそうに応援している。



「朱里さん。」


「ん?」



陽輝に視線を向けた。



「朝はいつも通り?」


「えっ?あっ、うん。」


「なら、一緒に出勤できるね。」


「あっ、うん。」



チラリと尚輝を見れば、不機嫌な表情で陽輝を見ている。



「陽輝、当てつけか?」


「朱里さんと一緒に行きたいだけ。」


「朱里、一緒に住むか?」



尚輝の突拍子もない発言に、静まり返るリビング。


ゆっくりと尚輝を見た。



「尚輝?」


「『一緒に住むか?』って聞いてる。」


「…………何で?」



尚輝と真央以外の男達がクスリと笑ったのが聞こえた。
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