俺様副社長の溺愛秘書
誘い
「おはようございます。」
「ああ、おはよう。」
社員から声を掛けられ、副社長が上機嫌で愛想を振り撒きながら、私の前を歩いている。
私は副社長の後を黙々とついていく。
「珍しいわね、朝から仕事?」
「二人で出社とか初めてじゃない?」
微かに聞こえてくる噂に溜め息を吐きそうになる。これが嫌で一緒に出社とかしたくないのだ。
受付嬢にも上機嫌で挨拶をする副社長だが、綺麗な受付嬢の瞳は爛々と輝きだしているのに気付いていないのかと副社長をチラリと見上げる。
視線に気付いた副社長が口角を上げた。
「副社長、珍しいですね。二人で出社とか。」
「ああ、そうだね。」
受付嬢の問いに嬉しそうに答える副社長から視線を逸らし、真っ直ぐに受付嬢を見た。
「副社長宛てに何か来てます?」
「あっ、これが。」
いつもは私だけが立ち寄る受付に副社長も同伴となれば、受付嬢のテンションも上がっているに違いない。
「ああ、おはよう。」
社員から声を掛けられ、副社長が上機嫌で愛想を振り撒きながら、私の前を歩いている。
私は副社長の後を黙々とついていく。
「珍しいわね、朝から仕事?」
「二人で出社とか初めてじゃない?」
微かに聞こえてくる噂に溜め息を吐きそうになる。これが嫌で一緒に出社とかしたくないのだ。
受付嬢にも上機嫌で挨拶をする副社長だが、綺麗な受付嬢の瞳は爛々と輝きだしているのに気付いていないのかと副社長をチラリと見上げる。
視線に気付いた副社長が口角を上げた。
「副社長、珍しいですね。二人で出社とか。」
「ああ、そうだね。」
受付嬢の問いに嬉しそうに答える副社長から視線を逸らし、真っ直ぐに受付嬢を見た。
「副社長宛てに何か来てます?」
「あっ、これが。」
いつもは私だけが立ち寄る受付に副社長も同伴となれば、受付嬢のテンションも上がっているに違いない。