俺様副社長の溺愛秘書
「松井、行くぞ。高城も来い。」



昼休みになれば、副社長が秘書課へと入ってきた。高城さんと目と目が合う。



「松井、高城、行くぞ。」



副社長の声は有無を言わせない雰囲気がある。私と副社長、そして高城さんと変な組み合わせだ。



「高城、同期も誘え。飯に行くぞ。」


「えっ?同期も?」


「ああ、埋め合わせだ。」



副社長の言葉に目を見開く高城さんにクスリと笑った。


飲み会を潰した反省だろうか?


副社長のそんな思いやりも好きだ。



「多分、ロビーにいます。」


「そうか。」



3人でロビーへと向かえば、高城さんが同期に声を掛けている。


私と副社長、その後ろから高城さん達同期が歩いている。


近場のレストランに入り、私達はランチを注文する。



「飲み会は悪かった。でも彼女を飲み会には出席させられない。」



唐突に話し始めた副社長へと皆の視線が集まる。
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