メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

呼び方も下の名前で "幾斗" って呼んだ方が良いのかな…?ちょっと恥ずかしいけど、今度試しに呼んでみようかな♪

そう思ったら愛しさで胸が一杯になって、胸焼けなんて吹っ飛んでしまった。

久々のホール仕事だけど、いざホールに立つと体が覚えているみたいで順々にこなせるし、冴木君との連携も問題無く出来るし、料理やお冷やを持つ手もしっかりと力が入る。

「A、Bランチ上がるよ~!よろしく~♪」

厨房からは威勢の良い藤枝さんの声が響いてきて直ぐ様体が反応する。やっぱり体はちゃんと覚えてるんだね。

『マスター!オーダー入りまーす!』

体調が悪くならずに順調に仕事をこなしていき、ランチの部が終了時間に近付いてきた頃。
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