メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*
可愛く小首を傾げ冴木君に視線をバッチリ合わせて、尚且つ真剣な目差しを向けて口に出された不思議発言を聞いて私と冴木君は固まってしまった。
すると事務所の方から何やら話し声が聞こえてくる……。
「ぶはっ……!!あっ、いてててっ!
ちょっ…ヤバイっ!!今どこに力入れたら良いのか分かんない!!このもどかしさ何とかして!!!」
と吹き出したのはコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる藤枝さん。
まだ腰は本調子じゃないみたいで油断して力を入れると痛むみたい。
「くっくくっ……!幾斗の幼馴染み、なかなか面白いね♪臣さん、そういう時は息吐いた方が良いよ。」