メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

「―失礼します。お冷やをお注ぎしても宜しいですか?」

『あ、はい!お願いします…。』

一人イジけているとお冷やを注いでくれた男性のウェイターさんが私の顔をじぃーっと覗き込んで来た。
何かと思って私も彼を見つめ返すと―

「…あの…もしかして花火の時、フルーツポンチ売ってた子?」

『??…はい…。』

「やっぱりそっかぁ~♪確か…夏音ちゃん、だっけ?」

へっ?!この人なんで名前知ってるの…?!

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