メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

先程までキリッとしていた眉は予想もしてない状態に、恥ずかしさの余り八の字に下げられ思わず笑みが溢れた。

『…はい、取れた。』

「ありがと。…って、いつから俺ご飯粒付けてた?」

『えっと、ウェイターさんが来てから気付いたからそんなに時間経ってないと思うよ。…せっかく堂々と彼氏ですって言ってくれたのにね♪』

頬杖を突いてニコニコ笑い掛けると、顔を赤くしてちょっと悔しそう♪

「…ハンバーグとLINEに夢中になってたのも悪かったのかな…。ていうか、俺が夏音さんに話しかける隙を作ったんじゃん!
あ~~…不覚…。」
< 227 / 368 >

この作品をシェア

pagetop