メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*
「ただいまぁ~~!」
『あはは、お帰り♪』
寝仕度を済ませて一つのベッドに肩を並べて寝るんだけども…当然、彼が大人しく寝かせてくれる筈がなくて。
「…っ…ねぇ?名前で俺の事呼んでっ…?」
『…っ…幾、斗っ…っ!あっ…!』
「や、ばっ……可愛い過ぎっ…!夏音、もっと俺に―」
…彼の力強いけど優しくて甘いリズムにされるがままに体を預けて
「―夢中になって―?」
耳元で囁かれる彼の艶声を聴きながら、甘くて長い夜は更けていった―。