メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*
キラキラ輝く鮮やかで涼しげなブルーのカクテルが、目の前のグラスに注ぎ込まれていき…そして、スッと私の手元にカクテルが差し出された。
「図星か。…じゃあ、夏音ちゃんは基礎を教える為に臣さんから言われるだろうね。あ~、大変。」
『好きな人の夢の為なら頑張れます…!それに、教えるのも料理も好きだし…!』
「…世話好きだね、本当。…それはそれとして。そのカクテルちょっと飲んでみて。」
『えっ…!』
楓さんのカクテルと言えば…悪酔いして七日酔いになった苦い思い出がある。