メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

『楓さんー。』

「ん?」

『あの……、仲良くしてくれてありがとうございました。たまには遊びに来てくれたら嬉しいです。』

しどろもどろではありながらお礼の言葉を口にした次の瞬間、穏やかな声と共にボディーミストの香りと暖かい温もりに包まれた。

「…こちらこそ、ありがと。」

ー今、抱き締められてる?

『っ、か、過剰なボディータッチ駄目ですっ!い、いい加減からかうの止めてください!』

「怒ってる割には抵抗しないじゃん♪…突っぱねなよ、思いっきり。」
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