幼馴染は関係ない
15話 R15
☆主人公視点に戻りました。
全員とはいかなくても明日も会おうと約束してお開きになった。
竜生と私は一緒に帰っている。
新君に送ってもらうな。と言われていたけど、仕方ない。
同じマンションへ向かっているのだから。
歩きながら私は新君に電話した。
「今 帰ってる・・・うん、竜生と一緒・・・うん 後でまた電話するね」
新君は何も責める様な言葉は吐かずにただ「家に着いたら電話欲しい」とだけ言った。
竜生は難しい顔をして私を睨んでいる。
電話が終わると竜生が、
「明日、中元と話がしたいんだけど」
と言ってきた。
「え? 竜生も? 新君も竜生と話がしたいって言ってたから良かった」
と私はホッとした。
だって、新君が竜生と話をしたいと思っていても竜生が「俺、用事ある」と会えなかったら、と心配だったから。
家に着いて新君に電話した。
明日、新君は飛行機で帰ってくると言っていた。
夕方、新君は私の家に来てくれた。
「本当に来たんだね?」
私が苦笑すると、
「冗談だと思ってた?」
と新君は訊く。
私は首を振り、「新君は嘘つかないもんね」と笑った。
私の部屋で、
「みんなね、新君に会うの楽しみだって」
「彼氏ですって言ってくれたの?」
「ううん。 なんか恥ずかしかったから・・・」
「そっか。 でも、今日はしっかり僕の口から言うからね?」
「うん、嬉しい」
見つめ合ってキスをした。
「あの・・・時間大丈夫だよね?」
と新君・・・。
両親が仕事から帰ってくるまでまだ時間があるし、みんなとの約束の時間までだって時間がある。
私は頷いた。
新君に抱かれることが好き。なんて思っている自分を大人になったな~と思う。
初めての時は痛かったし、行為の度に裸を見られるのが恥ずかしかったのに。
毎回、期間があいてしまうから、その都度 恥ずかしいって気持ちを持ってしまっていたのだと思う。
今日は期間がそんなにあいていないからなのか、とても素直に感じてしまった。
・・・そんな自分が恥ずかしい。と、いつもと違う恥ずかしさが込み上げる。
「花音・・・いっぱい感じてくれたね」
「っ!?」
「ごめん、真っ赤になって可愛い」
「もう! 恥ずかしい・・・」
「僕は嬉しい。 花音に求めてもらえてたってすごく伝わってくる」
「・・・それは私も・・・いつだって新君が私をすぐに抱きたがるのを、浮気して無いんだなって確認みたいな気持ちで見てるもん」
「浮気なんてしないから!」
「信じてるよ? でもね、新君はカッコよすぎる」
「花音の方が可愛くて男が寄って来そうで不安だよ」
「ないない! 全く声もかけられないもの」
「でも、上尾君はきっと花音を・・・」
「新君、私が何を言っても信じてもらえないの? 竜生はただの幼馴染」
「花音はそうかもしれない」
「今日、ハッキリするよ・・・竜生に何を訊いてもいい。 私達の間にやましい事は一つも無いから」
きっと、竜生だって、幼馴染の私が新君に遊ばれていないのか確認しようとしてると思う。
お互いに疑問をぶつけて、今日でスッキリと解決できると私は思った。
「・・・どうして隠してたの?」
と新君。
「私・・・ずるくて」
「え?」
「私と竜生が会っているって新君が知れば、新君も他の女の人と会うんじゃないかって思って・・・」
「そういうのが嫌なら自分もしないのが普通じゃないの?」
新君、やっぱり怒ってるんだ。
「そうだけど、竜生は本当に男の人って感覚じゃなくて・・・」
「僕が花音を信じられないって言ったらどうする?」
真剣顔で訊いてくる新君の腕に私はしがみついて、
「新君はそんな事言わない! 新君、みんなに私が彼女だって言うって言ったもん。 私の事信じられないって言うなら私を抱くなんてしないで、昨日の電話で別れてると思う・・・・」
だんだんと声が小さくなってしまう私。
だたの私の希望でしかないのだろうか?
これで新君とお別れになってしまうの?
すると、新君はふっと優しい顔で笑った。
「僕の事、良く分かってるね?」
「新君・・・」
「悔しかったんだ。 上尾君が僕の知らない時間を花音と一緒に過ごしてるって事が」
それは私もいつも持っている感情。
北海道で新君の傍に居られる全ての人へ感じる嫉妬。
「だけど、こういう花音を知っているのは僕だけだよね?」
「んっ そうっ 新君だけっ」
私達は二度目の行為に没頭した。
全員とはいかなくても明日も会おうと約束してお開きになった。
竜生と私は一緒に帰っている。
新君に送ってもらうな。と言われていたけど、仕方ない。
同じマンションへ向かっているのだから。
歩きながら私は新君に電話した。
「今 帰ってる・・・うん、竜生と一緒・・・うん 後でまた電話するね」
新君は何も責める様な言葉は吐かずにただ「家に着いたら電話欲しい」とだけ言った。
竜生は難しい顔をして私を睨んでいる。
電話が終わると竜生が、
「明日、中元と話がしたいんだけど」
と言ってきた。
「え? 竜生も? 新君も竜生と話がしたいって言ってたから良かった」
と私はホッとした。
だって、新君が竜生と話をしたいと思っていても竜生が「俺、用事ある」と会えなかったら、と心配だったから。
家に着いて新君に電話した。
明日、新君は飛行機で帰ってくると言っていた。
夕方、新君は私の家に来てくれた。
「本当に来たんだね?」
私が苦笑すると、
「冗談だと思ってた?」
と新君は訊く。
私は首を振り、「新君は嘘つかないもんね」と笑った。
私の部屋で、
「みんなね、新君に会うの楽しみだって」
「彼氏ですって言ってくれたの?」
「ううん。 なんか恥ずかしかったから・・・」
「そっか。 でも、今日はしっかり僕の口から言うからね?」
「うん、嬉しい」
見つめ合ってキスをした。
「あの・・・時間大丈夫だよね?」
と新君・・・。
両親が仕事から帰ってくるまでまだ時間があるし、みんなとの約束の時間までだって時間がある。
私は頷いた。
新君に抱かれることが好き。なんて思っている自分を大人になったな~と思う。
初めての時は痛かったし、行為の度に裸を見られるのが恥ずかしかったのに。
毎回、期間があいてしまうから、その都度 恥ずかしいって気持ちを持ってしまっていたのだと思う。
今日は期間がそんなにあいていないからなのか、とても素直に感じてしまった。
・・・そんな自分が恥ずかしい。と、いつもと違う恥ずかしさが込み上げる。
「花音・・・いっぱい感じてくれたね」
「っ!?」
「ごめん、真っ赤になって可愛い」
「もう! 恥ずかしい・・・」
「僕は嬉しい。 花音に求めてもらえてたってすごく伝わってくる」
「・・・それは私も・・・いつだって新君が私をすぐに抱きたがるのを、浮気して無いんだなって確認みたいな気持ちで見てるもん」
「浮気なんてしないから!」
「信じてるよ? でもね、新君はカッコよすぎる」
「花音の方が可愛くて男が寄って来そうで不安だよ」
「ないない! 全く声もかけられないもの」
「でも、上尾君はきっと花音を・・・」
「新君、私が何を言っても信じてもらえないの? 竜生はただの幼馴染」
「花音はそうかもしれない」
「今日、ハッキリするよ・・・竜生に何を訊いてもいい。 私達の間にやましい事は一つも無いから」
きっと、竜生だって、幼馴染の私が新君に遊ばれていないのか確認しようとしてると思う。
お互いに疑問をぶつけて、今日でスッキリと解決できると私は思った。
「・・・どうして隠してたの?」
と新君。
「私・・・ずるくて」
「え?」
「私と竜生が会っているって新君が知れば、新君も他の女の人と会うんじゃないかって思って・・・」
「そういうのが嫌なら自分もしないのが普通じゃないの?」
新君、やっぱり怒ってるんだ。
「そうだけど、竜生は本当に男の人って感覚じゃなくて・・・」
「僕が花音を信じられないって言ったらどうする?」
真剣顔で訊いてくる新君の腕に私はしがみついて、
「新君はそんな事言わない! 新君、みんなに私が彼女だって言うって言ったもん。 私の事信じられないって言うなら私を抱くなんてしないで、昨日の電話で別れてると思う・・・・」
だんだんと声が小さくなってしまう私。
だたの私の希望でしかないのだろうか?
これで新君とお別れになってしまうの?
すると、新君はふっと優しい顔で笑った。
「僕の事、良く分かってるね?」
「新君・・・」
「悔しかったんだ。 上尾君が僕の知らない時間を花音と一緒に過ごしてるって事が」
それは私もいつも持っている感情。
北海道で新君の傍に居られる全ての人へ感じる嫉妬。
「だけど、こういう花音を知っているのは僕だけだよね?」
「んっ そうっ 新君だけっ」
私達は二度目の行為に没頭した。