愛されることを受け入れましょう
3.
あの頃の私って自分で振り返ってもイタイかも。ちょっと悲劇のヒロインぶってたし‥‥
樹くんが入れてくれたカフェオレを飲みながら昔を思い出していて、ふと気付いた。
樹くん、ずっと、変わらなかったこともないかも。
「柚珠奈。昼はパスタにしたから、夜は和食にする?」
ブラックコーヒーを飲みながらパラパラと雑誌をめくっていた樹くんが、こちらを見て話しかけてくる。
「うーん。樹くんの作る和食は魅力的だけど、今日はもう帰るよ。明日、朝イチで会議だから早くいかなきゃか行けないし」
「なら、やっぱり食べて行けよ。帰ってから夕飯の準備する方が時間かかるだろ?いや、柚珠奈の事だから、面倒くさくなってまた食事抜くかな」
「‥‥‥一食くらい抜いたって、人間死なないから平気だよ」
「ダメだよ。社会人になったんだから、ちゃんと自己管理しなきゃ」
「してるよ。就職してから病欠したことも、遅刻した事もないんだから。子供扱いしないでよ」
樹くんが入れてくれたカフェオレを飲みながら昔を思い出していて、ふと気付いた。
樹くん、ずっと、変わらなかったこともないかも。
「柚珠奈。昼はパスタにしたから、夜は和食にする?」
ブラックコーヒーを飲みながらパラパラと雑誌をめくっていた樹くんが、こちらを見て話しかけてくる。
「うーん。樹くんの作る和食は魅力的だけど、今日はもう帰るよ。明日、朝イチで会議だから早くいかなきゃか行けないし」
「なら、やっぱり食べて行けよ。帰ってから夕飯の準備する方が時間かかるだろ?いや、柚珠奈の事だから、面倒くさくなってまた食事抜くかな」
「‥‥‥一食くらい抜いたって、人間死なないから平気だよ」
「ダメだよ。社会人になったんだから、ちゃんと自己管理しなきゃ」
「してるよ。就職してから病欠したことも、遅刻した事もないんだから。子供扱いしないでよ」