愛されることを受け入れましょう
18.
月曜日、ドキドキしながら出勤したけど、理一君は直行で打ち合わせらしくて、フロアにいなかった。
「なぁんだ」
ドキドキしてた分、なんだか肩透かしを食らった気分で理不尽にもちょっと腹が立ったりもして。
自分でも持て余す気持ちを抱えたまま、なんとか業務をこなすけど、元々出来る人でもないんだもん、はかどるわけもない。
ランチタイムの頃には、完全に諦めた。理一君との話が終わるまで、落ち着けるわけなんてないだ。
「私がこんな気分なのに、なーに普通に打ち合わせなんて行ってるかなぁ」
給湯室で独り言を言ったら、後ろからポコンッとアタマを叩かれた。
「バーカ、普通な訳ないだろ。人生かかってんだから、俺だって柚珠奈以上に落ち着かないよ」
「りい‥‥松木部長!?」
「俺はお前と違って大人だからな、普通なフリが出来てるだけだ」
「なぁんだ」
ドキドキしてた分、なんだか肩透かしを食らった気分で理不尽にもちょっと腹が立ったりもして。
自分でも持て余す気持ちを抱えたまま、なんとか業務をこなすけど、元々出来る人でもないんだもん、はかどるわけもない。
ランチタイムの頃には、完全に諦めた。理一君との話が終わるまで、落ち着けるわけなんてないだ。
「私がこんな気分なのに、なーに普通に打ち合わせなんて行ってるかなぁ」
給湯室で独り言を言ったら、後ろからポコンッとアタマを叩かれた。
「バーカ、普通な訳ないだろ。人生かかってんだから、俺だって柚珠奈以上に落ち着かないよ」
「りい‥‥松木部長!?」
「俺はお前と違って大人だからな、普通なフリが出来てるだけだ」