愛されることを受け入れましょう
シャワーを浴びて出て見たら私の服はなくって、代わりにコンビニで買ったと思われる下着と樹くんのTシャツと短パンがあった。
とりあえず身につけたけど、これでは家に帰れない。服を着返してもらうべく、ダイニングに向かった。
「あ、出たね。じゃあ食べようか。サンドイッチとおにぎり、どっちがいい?」
下着と一緒に買って着てくれたのか、机の上には私の好きな具のおにぎりとサンドイッチ。こういう時も、樹くんは外さない。
「ありがと。でもその前に私の服ってどこかな?食べたら、とりあえず家に帰りたいの」
「服?もちろん洗濯してるよ。まだ帰すつもり、ないからね。さ、諦めて座って?」
昨夜晒して、受け入れられたからか、もぅ黒い樹くんをかくすつもりはないらしい。くえない笑顔で椅子を引かれた。
「それにまだ、柚珠奈も俺に聞きたい事、残ってるでしょ?」
「聞きたいこと?」
ってなんだったっけ?昨夜はいろんな事を聞き過ぎて、まだ整理が出来ていない。