愛されることを受け入れましょう
2LDKの高級マンションを大学生で買ったなんて、世のサラリーマンに聞かれたら、さぞかし反感を買うだろう。
「プログラマーの収入は大した事ないけどね、役員報酬もあるから。ラルブル、最近業績いいし、年収だとこれくらい」
なんて事ない風に樹くんが指を三本立てる。年収って言ってるんだし、桁は100万じゃないんだろう。
「もしかして、マンション即金で買ったとか?」
「流石にそれはないよ。あと3年はローンもあるし」
こんな高級マンション、10年ローンで買ってるなら、やっぱり桁はもう一つ上だな。
「ね、同棲の許可っていつとってあったの?」
「同棲の許可はマンション買って、しばらくしてからかな。でも、付き合う許可は高校生の時にはもう取ってた」
「私本人に告白もしてないのに?先に親に告白してたって事!?」
ちょっと頭痛がしてきた。いったい樹くんはどれだけの周到さで周りを固めていたんだろう。こういうのを愛され過ぎて怖いって言うんだろうか?
「プログラマーの収入は大した事ないけどね、役員報酬もあるから。ラルブル、最近業績いいし、年収だとこれくらい」
なんて事ない風に樹くんが指を三本立てる。年収って言ってるんだし、桁は100万じゃないんだろう。
「もしかして、マンション即金で買ったとか?」
「流石にそれはないよ。あと3年はローンもあるし」
こんな高級マンション、10年ローンで買ってるなら、やっぱり桁はもう一つ上だな。
「ね、同棲の許可っていつとってあったの?」
「同棲の許可はマンション買って、しばらくしてからかな。でも、付き合う許可は高校生の時にはもう取ってた」
「私本人に告白もしてないのに?先に親に告白してたって事!?」
ちょっと頭痛がしてきた。いったい樹くんはどれだけの周到さで周りを固めていたんだろう。こういうのを愛され過ぎて怖いって言うんだろうか?