愛されることを受け入れましょう
「もうちょっと出来てると思ってたのにな」
はぁーっと大きなため息と一緒に呟いて、膝におでこを乗せた。
小学生から、いやその前から続いている。何かを考えるときや判断する時、私の基準はいつも樹くんだって事。
自覚する度に、これではいけない!と決意してはや数年。最近はだいぶ改善されたと思ってた。
特に社会人になってからは沢山の人と出会ったし、人それぞれ価値観や考え方が違う事も実感した。自分と合う友達としか関わらなくても毎日が進んでいく学生とは違って、まったく違うタイプの人とも否応なく接しなければならない社会人だからこそ。
私の世界も広がったし、最近では何かを考える時にまず最初に樹くんと比べるって事はしなくなったと思う。
特に仕事で関わる事の多くなった理一君の存在は大きい。
小さい頃はただ、イジワルな年上の従兄弟だとしか認識してなかった。でも上司として久しぶりに会った理一君は尊敬出来る存在で。樹くん以外に初めて好感を持った男性でもある。人として、だけど。
はぁーっと大きなため息と一緒に呟いて、膝におでこを乗せた。
小学生から、いやその前から続いている。何かを考えるときや判断する時、私の基準はいつも樹くんだって事。
自覚する度に、これではいけない!と決意してはや数年。最近はだいぶ改善されたと思ってた。
特に社会人になってからは沢山の人と出会ったし、人それぞれ価値観や考え方が違う事も実感した。自分と合う友達としか関わらなくても毎日が進んでいく学生とは違って、まったく違うタイプの人とも否応なく接しなければならない社会人だからこそ。
私の世界も広がったし、最近では何かを考える時にまず最初に樹くんと比べるって事はしなくなったと思う。
特に仕事で関わる事の多くなった理一君の存在は大きい。
小さい頃はただ、イジワルな年上の従兄弟だとしか認識してなかった。でも上司として久しぶりに会った理一君は尊敬出来る存在で。樹くん以外に初めて好感を持った男性でもある。人として、だけど。