愛されることを受け入れましょう
「柚珠奈には詳しい仕事内容は話してないんですよ。守秘義務もありますし、説明するにしても中途半端になってしまうので」
私を見つめたまま笹又さんに答えてる言葉だけじゃ全然納得出来ない。もっと詳しく説明して欲しいと口を開いたら、声を発する前に隣でひよりちゃんが声を上げた。
「ラルブルってあのラルブル、ですか?」
「え?」
「あのね、ラルブルってここ数年、急速にシェアを伸ばしてる新興のソフトウェアの会社なの。うちの事務所でも入れてるわよ」
「有名ってこと?」
「うん。法人向けの商品ばっかりだから一般的に有名って訳じゃないけど」
なるほど。で、それが樹くんとどう関わってくるの?まだ理解出来ない。
「国枝さんはそのラルブルのメインプログラマーなんだよ。まぁ、ラルブル自体が国枝さんの為に作られたような会社だしね」
笹又さんがひよりちゃんに教えている言葉が一回耳を通り過ぎてから、もう一度頭の中に戻ってきた。
ん?じゃあ、樹くんは社長さんって事!?
「さ、柚珠奈行こう。遅くなる」
私を見つめたまま笹又さんに答えてる言葉だけじゃ全然納得出来ない。もっと詳しく説明して欲しいと口を開いたら、声を発する前に隣でひよりちゃんが声を上げた。
「ラルブルってあのラルブル、ですか?」
「え?」
「あのね、ラルブルってここ数年、急速にシェアを伸ばしてる新興のソフトウェアの会社なの。うちの事務所でも入れてるわよ」
「有名ってこと?」
「うん。法人向けの商品ばっかりだから一般的に有名って訳じゃないけど」
なるほど。で、それが樹くんとどう関わってくるの?まだ理解出来ない。
「国枝さんはそのラルブルのメインプログラマーなんだよ。まぁ、ラルブル自体が国枝さんの為に作られたような会社だしね」
笹又さんがひよりちゃんに教えている言葉が一回耳を通り過ぎてから、もう一度頭の中に戻ってきた。
ん?じゃあ、樹くんは社長さんって事!?
「さ、柚珠奈行こう。遅くなる」