愛されることを受け入れましょう
15.
土曜日の朝、存分に寝坊した私がリビングに降りていったのは、10時半を過ぎていた。
「おはよう。こんな時間に起きてくるなんて柚珠奈には珍しいね。休日だって子供みたいに早寝早起きなのに」
カフェオレを渡してくれながら、お母さんがからかってくる。
「昨夜、寝たの遅かったし。いつもは子供並みの門限だから寝るのも早いのよ」
あの後樹くんと話してたら長くなって、結局家に送ってもらったのは日付が変わる頃だった。私にとってはそんな時間まで出掛けてるなんて、初めての体験だ。
「で、どうだったの?人生初の合コンは。樹くんよりいい男なんていなかったでしょ」
向かいの席に座って、ニコニコと質問を開始させるお母さんは好奇心の塊だ。答えないって選択肢は許してもらえそうにない。
昨夜が実は二度目だったという事は伏せて、ボソボソと答える。
「んー、でもみんなイケメンだったよ。御実家も資産家っぽかったし、理一君が好条件っていうだけあった。ひよりちゃんや由紀ちゃんが誰かと付き合ったら応援するな」
「おはよう。こんな時間に起きてくるなんて柚珠奈には珍しいね。休日だって子供みたいに早寝早起きなのに」
カフェオレを渡してくれながら、お母さんがからかってくる。
「昨夜、寝たの遅かったし。いつもは子供並みの門限だから寝るのも早いのよ」
あの後樹くんと話してたら長くなって、結局家に送ってもらったのは日付が変わる頃だった。私にとってはそんな時間まで出掛けてるなんて、初めての体験だ。
「で、どうだったの?人生初の合コンは。樹くんよりいい男なんていなかったでしょ」
向かいの席に座って、ニコニコと質問を開始させるお母さんは好奇心の塊だ。答えないって選択肢は許してもらえそうにない。
昨夜が実は二度目だったという事は伏せて、ボソボソと答える。
「んー、でもみんなイケメンだったよ。御実家も資産家っぽかったし、理一君が好条件っていうだけあった。ひよりちゃんや由紀ちゃんが誰かと付き合ったら応援するな」