先生を愛した日々


荷物を預けロビーへ向かった


ロビーへ向かうと彗が何かを
携帯のカメラで撮っていた


柱で隠れているそれを見ようと
のぞいた先にいたのは先生だった


他の子も撮り始め、その光景を
ロビーのイスに座りながら


なんだかんだ言ってても
みんな好きなんじゃん


とぼーっと思いながら見ていると
横に彗が座り


『何ぼーっとしてんの??』


『先生見てるの...あっ!?』


あまりにもぼーっとしていて
正直に答えてしまった


慌てて口をふさぐが遅かった


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