先生を愛した日々


正直先生なんてどうでもよかった

先生なんてすぐ嘘つくしうざいだけ
授業しててくれればどうでもよかった


だからこの時もだるいだけだった
ただボーっと前見てるだけ


新しい先生は1人ずつ紹介され
紹介された先生はその場で立ち
挨拶をする


そんな光景を眠そうに見ていた私に隣の子が声をかけてきた


『ね- あの先生若くない?
めっちゃ緊張してるし-』


私は見てみる
確かに若い しかもガチガチだ
見た感じ 23歳ぐらいだろうか


『若いねぇ 一年担当かね-?』

『どうだろうね?』


なんて会話しているうちにみんなが一番楽しみにしている着任式が始まる

評判の悪い先生だと悲鳴が聞こえ評判のいい先生だと歓喜の雄叫びがおこる


私の2組は担任が新しくきた先生で副担が英語科の鈴村先生だ
まぁましだろう...


あの若い先生は隣の1組の副担だった


そして新しくきた校長の話が始まりみんな当たり前のように眠りにつく


この時全くあなたに恋するなんて思っていなかったんだ...

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