声が聞きたくて。


















この時、私は。



自分の心臓がうるさいくらいに暴れているのは、花火のせいだと思っていた。










でも、違った。



この胸の高鳴りは、きっと――――



柊くんに恋をしてしまったという証拠。










とくんっ。



隣にいる柊くんの温もりを感じて、

私の心臓がまた――――、跳ねた。






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