声が聞きたくて。






『―――――……一緒に祭りに行ってくれて、ありがとう。…――――――』



とくんっ。


心臓がまた、跳ねた。






柊くんが書いた文章を読んで、私は、とても幸せな気持ちになった。



やっぱり私、柊くんの事が好きになってしまったのかな。





祭りの日に見た柊くんの笑顔がもう一度、頭の中で思い出される。





…とくんっ、




ああ、ダメだ…。


顔が熱くなっていく…――――。




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