奏でるものは~第2部~
「あー。大丈夫!
暴走族ってわけじゃないさ。
うるさい乗り物好きな人もいるし、派手な頭の人もいるけど、なんつーか部活気分でリーダーについていってるかんじ。
そこそこケンカ出来るやつも多いけど。
とりあえず、来てよ。
なんなら迎えに行くから」
と、立花。
―――それを暴走族と言うんじゃ……
と思ったが
「じゃ。迎えお願いね。
いつものコンビニに。
時間はいつでも大丈夫よ~」
と言うと、げ、と言う顔をしながらも
「分かったよ」
と立花だった。