種無しスイカ




軽々しく、透き通った声に目を覚ました。


私は暗い路地裏で寝てた。



「君、行くとこあるの?」



「いえ。」



「う~~ん...」



「あの.......泊めてもらえませんか?」



「ふっ、いいよ。着いて来て。」





無言で着いて言ったけど、これから行く彼の家がどんなところかより、


彼が誰なのか気になっていた。


すごく高そうなスーツを着て、

夜なのにサングラスをしているからだ。





 



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