エリート御曹司が過保護すぎるんです。
【4】守ってくれる腕
さりげなくこんなことをしてしまえるのは、慣れているのか、それとも私を異性として意識していないからなのか。
どっちにしろ動揺しているのは自分だけのようで、二階堂さんは多少の密着なんてどうってことないというふうに、涼しげな顔をしている。
落ち着かない心臓をどうにかしようと、なるべく意識を関係ないところへ飛ばそうと試みた。
バレーボールをしているというだけあり、二階堂さんはとても背が高い。
そして、ものすごく硬そうな腕をしている。
ほどよく筋肉がついたその腕は、小麦色ですべすべしていて、見惚れるほどきれいだった。
肘から手首にかけてが長く、しなやかなラインを描いている。
青く浮き出た血管。
手首の骨がぽこんと出て、でもどちらかというと手首は細くて、時計とのバランスが絶妙だ。
私の顔の横に置かれた手の甲も、筋張っていて男らしく、指が長くて、爪もきれい。
どっちにしろ動揺しているのは自分だけのようで、二階堂さんは多少の密着なんてどうってことないというふうに、涼しげな顔をしている。
落ち着かない心臓をどうにかしようと、なるべく意識を関係ないところへ飛ばそうと試みた。
バレーボールをしているというだけあり、二階堂さんはとても背が高い。
そして、ものすごく硬そうな腕をしている。
ほどよく筋肉がついたその腕は、小麦色ですべすべしていて、見惚れるほどきれいだった。
肘から手首にかけてが長く、しなやかなラインを描いている。
青く浮き出た血管。
手首の骨がぽこんと出て、でもどちらかというと手首は細くて、時計とのバランスが絶妙だ。
私の顔の横に置かれた手の甲も、筋張っていて男らしく、指が長くて、爪もきれい。