奏でるものは~第3部~

駐車場の入り口にさしかかった。

「今日は、ありがとう」

「唯歌のことがあっても無くても俺はサイタカオリが好きだ。
忘れるなよ?」

「私もよ。
優さんがただの不良でも好きよ」

二人で笑って、じゃ、と別れた。

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