空と君との間に
かんかん照りの太陽の下で、賑わう人込み…


それとは正反対にこちら側は、風鈴の音と共に全員まったりムード…


さっきまで目の前にあった、美紗の水着姿…


まだ焼けてない白い肌…


白地にピンクのドット柄が可愛いビキニ…



ぷりっぷりの……



いかん!俺は何を考えてるんだ!


でも、目に焼き付いて離れない…


美紗よ…こんな俺を嫌いにならないでくれ…

でも考えてしまう…


あぁ…今日の夜は、眠れそうにないな…



何かとしている内に、夜が来た。


俺達は夕食の前に、温泉に入ることにした



「なぁ、空」


俺達は、足を伸ばし、湯舟にプカプカ浮いて、星空を見上げていた。


「なんだよ…」


「お前、美紗のこと好きだろ?」


「………」


「判りやすいやつだな…で、どうなんだよ?」


「それ以上は、言わせるな」


「まぁいい、今までもそう思ってたから、協力してきたんだ」


「相変わらず鋭いこと…」


「まぁな…」


そっか…やっぱ隆志は感づいてたか…


俺はそんなに判りやすいかなぁ…?


「で、鋭い隆志さんは…美紗の方はどうなんだ?何かしら感づく点は…」


「そこまで言わせるか?俺のは勘だ。この恋の行方はお前次第だろ」


それもそうだ…


俺達は風呂を出て、夕食を済ませ、寝る支度を始めた…


早朝から動いていた為、疲れが回ってたんだろう。隆志はあっとゆう間に、いびきをかき出した…


どうやら、美紗と優子も、も眠りに付いた様子…


よく眠れるな、この状況で…若い男女で一つの部屋だぞ!


俺はたまらず、夜道を散歩することにした。

民宿の、裏庭から出たら路地がある。


その先にある、堤防に立ち、夜の海を眺めていた…


真っ暗だが、波の音や、風が心地良い…


このまま、ここにいたら、そのうち眠くなりそうだな…



ガサガサッ!


何だ?!後からだ!


突然の物音に、驚きを隠せず、振り返ることができない…




「……空君?」


…この声は……
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