奏でるものは~第4部 最終章~


両親たちが戻ってきて、最初の位置に座り、優人さんのお父様が話し出した。


「歌織さん、料理はどうだったかな?」

「美味しくいただきました、ありがとうございます」

「で、優人はどうだったかな?」


にこやかに両親たちが私をみる。



とその時、優人さんが座布団から降りて、机のコーナーのところで頭を下げた。




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