奏でるものは~第4部 最終章~


小さい頃からお稽古をさせてもらい、どんな発表会も来てくれた両親。


私のわがままで高校受験をして、その後の姉の事故。


辛くても、家族のため会社の為に仕事をしてくれたんだろう。


兄もまた、明るくて、いつでも前向きに笑いかけてくれる。

家族思いの優しい兄。


一緒に事故現場に行った時は、本当は辛かったよね。



私は優しい家族に育てられた。


お姉ちゃん、お稽古の発表会も一緒だったし、学校に行く道は楽しかった。

私の進む道を、背中を押してくれたことで、今の私がある。


まだまだ一緒にいたかったし、きっと、悔しい思いしたんだろう



忘れないよ、優しい、キレイなお姉ちゃん




ありがとう



今までの思い出が、走馬灯のように、駆け巡った。








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