奏でるものは~第4部 最終章~
9月になり、如月パーティと呼ばれるパーティの日になった。
演奏は7月と同じなので勝手が分かっているため新たな問題もなく準備を進めた。
私は、兄とパーティにも参加するので、当日の準備は芦田さんに任せていた。
それでも夕方前には兄と会場に行き、最終確認をして、優人さんたち如月の会社の人にも挨拶をすませた。
弾き手とわが社の社員のための控え室には行かず、今日は客として参加する。