幸せポイント
「ここまで好き勝手できる場所なら、見回りなんて来ないんじゃないか?」


久志の言葉にグッと返事に詰まってしまった。


実は今あたしも同じような事を懸念していたところだったんだ。


この状況が放置されているということは、屋上まで見回りが来ないという可能性が高い。


「大丈夫だって。いざとなれば叫べばいいんだから」


そう言い、手すりからグラウンドを眺める。
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