幸せポイント
☆☆☆
ドアをノックする音で目が覚めた。
ぼんやりとした意識の中目を開けると、部屋の中にお母さんがいた。
「体調はどうなの?」
そう聞くお母さんはなぜか仁王立ちしている。
怒っているのか、その声も少し低かった。
「えっと……。うん、もう、大丈夫」
あたしはおずおずとそう返事をした。
するとお母さんは突然掛布団をはぎ取ったのだ。
「ちょっと、なにするの!?」
体を隠していたものがなくなり、恥ずかしさと共に驚きの声を上げ、上半身を勢いよく起こした。
「体調が悪いなんて、どうせ嘘なんでしょ?」
あたしの布団をはぎ取ったお母さんが鋭くそう聞いて来た。
あたしはグッと喉に言葉を詰まらせてしまう。
答えられないのは肯定と同じだ。
だけど、なにも言えなかった。
ドアをノックする音で目が覚めた。
ぼんやりとした意識の中目を開けると、部屋の中にお母さんがいた。
「体調はどうなの?」
そう聞くお母さんはなぜか仁王立ちしている。
怒っているのか、その声も少し低かった。
「えっと……。うん、もう、大丈夫」
あたしはおずおずとそう返事をした。
するとお母さんは突然掛布団をはぎ取ったのだ。
「ちょっと、なにするの!?」
体を隠していたものがなくなり、恥ずかしさと共に驚きの声を上げ、上半身を勢いよく起こした。
「体調が悪いなんて、どうせ嘘なんでしょ?」
あたしの布団をはぎ取ったお母さんが鋭くそう聞いて来た。
あたしはグッと喉に言葉を詰まらせてしまう。
答えられないのは肯定と同じだ。
だけど、なにも言えなかった。