幸せポイント
目が覚めると涙が頬に流れていた。
それをぬぐい上半身を起こしてスマホを確認した。
月曜日の朝6時半だ。
泣いたせいか頭はボーっとしていて、体はだるい。
出勤していく両親の車の音を聞いてもあたしは下りて行かなかった。
そのまままたベッドに横になり、夢の内容を思い出す。
夢の中のあたしは本当に楽しくて、毎日元気いっぱいだった。
「……どうして自分の意思を貫く事ができなかったんだろう」
誰もいない部屋の中で呟いた。
その言葉に返事をくれる人はおらず、答えは見つからない。
ただ、あたしが弱かったんだろうか。
誰かの顔色を気にしてしまうようになったのがいけなかったんだろうか。
そう思うと、体がどんどん重たくなっていくような気がした。
もうここから一歩も動くことができない。
そう思えるほどに心まで重たく沈んでいくようだった。
「死にたかったはずなのに、それももうわかんないや」
あたしはそう呟いて、キツク目を閉じたのだった。
それをぬぐい上半身を起こしてスマホを確認した。
月曜日の朝6時半だ。
泣いたせいか頭はボーっとしていて、体はだるい。
出勤していく両親の車の音を聞いてもあたしは下りて行かなかった。
そのまままたベッドに横になり、夢の内容を思い出す。
夢の中のあたしは本当に楽しくて、毎日元気いっぱいだった。
「……どうして自分の意思を貫く事ができなかったんだろう」
誰もいない部屋の中で呟いた。
その言葉に返事をくれる人はおらず、答えは見つからない。
ただ、あたしが弱かったんだろうか。
誰かの顔色を気にしてしまうようになったのがいけなかったんだろうか。
そう思うと、体がどんどん重たくなっていくような気がした。
もうここから一歩も動くことができない。
そう思えるほどに心まで重たく沈んでいくようだった。
「死にたかったはずなのに、それももうわかんないや」
あたしはそう呟いて、キツク目を閉じたのだった。