幸せポイント
近づく
その日のポイントも10ポイントだった。
試に1人の最高ポイントを訊ねてみると、やっぱり10ポイントだった。
95ポイント。
100ポイントまで、あと5ポイント。
あたしはカードをたたんで机の引き出しに入れた。
「ねぇ、テンちゃん」
「なに?」
「100ポイントたまったら、テンちゃんはどこへ行くの?」
「俺は、また他の人のところへ行くよ」
「そっか……」
テンちゃんはいなくなり、そしてあたしは天国へ行く。
早ければ、明日にでもそうなるだろう。
「ちなみに聞くけど、あたしのお願はどうなってる?」
そう聞くと、テンちゃんは少し悲しそうな表情になった。
何か言おうとして口を開き、そのままなにも言わずに閉じてしまうテンちゃん。
やっぱり、ダメだったんだろう。
試に1人の最高ポイントを訊ねてみると、やっぱり10ポイントだった。
95ポイント。
100ポイントまで、あと5ポイント。
あたしはカードをたたんで机の引き出しに入れた。
「ねぇ、テンちゃん」
「なに?」
「100ポイントたまったら、テンちゃんはどこへ行くの?」
「俺は、また他の人のところへ行くよ」
「そっか……」
テンちゃんはいなくなり、そしてあたしは天国へ行く。
早ければ、明日にでもそうなるだろう。
「ちなみに聞くけど、あたしのお願はどうなってる?」
そう聞くと、テンちゃんは少し悲しそうな表情になった。
何か言おうとして口を開き、そのままなにも言わずに閉じてしまうテンちゃん。
やっぱり、ダメだったんだろう。