幸せポイント
「あんたと香織の事ももうみんな知ってるよ? 空家に久志と蘭を連れ込んでなにしようとしてたわけ?」
鋭い質問が飛ぶ。
美鈴は正樹の行方を気にしながらも動けなくなってしまっている。
青い顔をしたまま香織を見るが、香織はサッと視線をはずしてしまった。
仲間だったはずの衛と俊文も、美鈴を助けようとはしていない。
彼等の友情は見せかけだけの薄っぺらいものだったのだ。
イジメという接着剤が消えた今、彼らを繋ぐ役目をするものはなくなった。
「このサイトに2人の動画をUPしようとしてたんでしょ?」
そう言った生徒の手にはスマホ。
ここからじゃ画面までは見えないけれど、美鈴たちが言っていたのと同じサイトが表示されているのだろう。
美鈴は何も言わない。
「あたしたちがあんたと香織を撮影してあげようか? レズ動画も結構人気になると思うよ?」
そう言うと、クラス中から笑いが起こった。
鋭い質問が飛ぶ。
美鈴は正樹の行方を気にしながらも動けなくなってしまっている。
青い顔をしたまま香織を見るが、香織はサッと視線をはずしてしまった。
仲間だったはずの衛と俊文も、美鈴を助けようとはしていない。
彼等の友情は見せかけだけの薄っぺらいものだったのだ。
イジメという接着剤が消えた今、彼らを繋ぐ役目をするものはなくなった。
「このサイトに2人の動画をUPしようとしてたんでしょ?」
そう言った生徒の手にはスマホ。
ここからじゃ画面までは見えないけれど、美鈴たちが言っていたのと同じサイトが表示されているのだろう。
美鈴は何も言わない。
「あたしたちがあんたと香織を撮影してあげようか? レズ動画も結構人気になると思うよ?」
そう言うと、クラス中から笑いが起こった。