幸せポイント
込み上げて来る涙をグッと押し込めて、あたしはほほ笑んだ。
テンちゃんが辛そうな表情であたしを見る。
「今までありがとう、テンちゃん」
そう言うと、テンちゃんは強く左右に首を振った。
「俺はなにもしてないよ。頑張ってたのは蘭ちゃんだ」
「あたしはちゃんと天国へ行くよ。それで、ちゃんと幸せになるから」
「うん」
テンちゃんの目に涙が浮かぶ。
だけど、これがこぼれないように目に力が入っているのがわかった。
お別れのときはお互いに笑顔で。
言葉にしなくても、あたしとテンちゃんはそう考えていたのだ。
「おめでとう蘭ちゃん。よく、頑張ったね」
テンちゃんの手が伸びて来て、あたしの体を抱きしめた。
こんなこと、本当は照れくさくてやりたくないくせに、テンちゃんは両腕に力を込めた。
「ありがとうテンちゃん」
あたしはテンちゃんの背中に腕を回す。
テンちゃんが辛そうな表情であたしを見る。
「今までありがとう、テンちゃん」
そう言うと、テンちゃんは強く左右に首を振った。
「俺はなにもしてないよ。頑張ってたのは蘭ちゃんだ」
「あたしはちゃんと天国へ行くよ。それで、ちゃんと幸せになるから」
「うん」
テンちゃんの目に涙が浮かぶ。
だけど、これがこぼれないように目に力が入っているのがわかった。
お別れのときはお互いに笑顔で。
言葉にしなくても、あたしとテンちゃんはそう考えていたのだ。
「おめでとう蘭ちゃん。よく、頑張ったね」
テンちゃんの手が伸びて来て、あたしの体を抱きしめた。
こんなこと、本当は照れくさくてやりたくないくせに、テンちゃんは両腕に力を込めた。
「ありがとうテンちゃん」
あたしはテンちゃんの背中に腕を回す。