幸せポイント
久しぶり
朝目が覚めた時、あたしの体は妙に軽かった。
いつもはグズグズとベッドの中で時間を潰すのだけれど、すぐに起きる事ができた。
制服に着替えて、『幸せポイント』を確認する。
カードには花丸が2個並んで押されている。
昨日の出来事は夢ではなく、本当に起こったことなのだとわかり、自然と笑顔になっていた。
そして気がついた。
体が軽いのはあたしの心が軽くなっているからだ。
起きた時から気分が良く、鼻歌でも歌いたいくらいなのだ。
「こんな気持久しぶりだなぁ」
鏡の前で髪の毛を整えて呟く。
今日はどんないい行いをしようか。
そう考えるだけでワクワクしてくるのだ。
高校に入学してからこんなに楽しい気持ちになったのは初めてのことかもしれない。
いつもの朝食もいつもの通学路も、全部が新鮮に見えて来る。
人って一度死ぬと変われるものなんだな。
なんて、自虐的な事を考えて1人で笑ってしまった。
いつもはグズグズとベッドの中で時間を潰すのだけれど、すぐに起きる事ができた。
制服に着替えて、『幸せポイント』を確認する。
カードには花丸が2個並んで押されている。
昨日の出来事は夢ではなく、本当に起こったことなのだとわかり、自然と笑顔になっていた。
そして気がついた。
体が軽いのはあたしの心が軽くなっているからだ。
起きた時から気分が良く、鼻歌でも歌いたいくらいなのだ。
「こんな気持久しぶりだなぁ」
鏡の前で髪の毛を整えて呟く。
今日はどんないい行いをしようか。
そう考えるだけでワクワクしてくるのだ。
高校に入学してからこんなに楽しい気持ちになったのは初めてのことかもしれない。
いつもの朝食もいつもの通学路も、全部が新鮮に見えて来る。
人って一度死ぬと変われるものなんだな。
なんて、自虐的な事を考えて1人で笑ってしまった。